学校へ行こう!MAX 松岡昌宏 BLコミック


乱れた髪を無造作(むぞうさ)にかき上げたトオルは、ニッと笑って肩をすくめたが、飯島は自分のせいではないかと申し訳なさそうな声をあげた。(たまには大きなスクリーンで観るのもいいかな……)。表通りから外れた細い道を何度か曲がると、小さな明かりの下に看板が浮き上がって見えてくる。「……ふっ」。トオルは飯島の視線を痛いほどに感じ、目を合わせることもできずに、カップの中で揺れる真っ白なホットミルクを見るともなく見ていた。そのまま俊の口腔を味わおうとする。

「好きだよ……たぶん」。耐熱皿をオーブンに入れると、広瀬はリビングにやってきた。広瀬の体温が離れてゆく。「こっちに来い」。

おそるおそる、サーランはベッドに近づいた。

スカイブルーのコットンシャツと洗(あら)い晒(ざら)しのジーンズは、暖かな陽気にはぴったりの装(よそお)いで、まだあどけなさを残しているトオルによく似合っている。それがやっとわかった。思う存分史朗を貪った。昨日より今日、さっきよりも今、三枝は王のことを好きだと感じた。「どーしてだ。いつもみてーに怒ってみろよ」。せめて毅然とした態度で不可解なキスの理由を尋ねようと意気込んだのに、圭吾の唇と声は弱々しく震えて、まるで甘えているように切なく響いた。大金持ちの成功した実業家で、この外見だ。

(ほんとに一緒に寝るの?!)。「温かいお茶を…飲みたいんですけど…」。

「死んだ男達の亡霊が邪魔をするなら、ここで天人がすべてを薙(な)ぎ払ってやる。怨霊(おんりよう)退散だ。シオンを諦(あきら)めろ。シオンはこの天人のものだ」。


ボーイズラブコミック作品紹介


世界を魅了するハリウッドスター、ローランド・ギャレ。いつでも美しい帝王として君臨している彼だが、恋をすれば、すぐに売名行為に利用されるような生活にはうんざりしていた。そこで指名を受けたのが、特殊メーキャップアーティストの凍上阿久里。ローランドは阿久里に、とある目的の為に「俺を醜くしてくれ」。と依頼する。そんななか、眼鏡でぼさぼさ頭の冴えない青年である阿久里自身には興味なんてなかったはずなのに、なぜか彼の関心を惹きたくなってしまったローランドは……!?

タイトル:美男の逆襲
著 者 名:剛しいら
レーベル:講談社X文庫、 ホワイトハート
発 行 元:ごじらん堂本舗

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