本日、未熟者 村松有人 BLコミック


「やだ!降ろせよっ」。一杯ぐらいは自分もつきあうつもりだった水穂は、驚いて泰昭を覗き込む。

泰昭の方から、場が持つ提案をしてくれたのに感謝して、水穂は自分もミニバーに立った。これがあのキスなのか。「ちょ……ちょっと待ってくれ、君は俺を好きだと言って、それを聞いた俺は君にキスをしたっていうのか?そんなことするわけがない」。「あ……?」。「狭いんだから、協力しろ」。「可愛い恋人に、一週間もほっとかれたんだぞ?もっと同情してくれてもいいんじゃないか…?」。

気のせいかとも思ったが、本当に呼ばれたのなら、無視するわけにはいかない。自分の考えと千裕の思惑が一八〇度食い違う以上、ここは一旦家に戻って頭を冷やし、明日以降のことを考えるしか術(すべ)がないというのに、梁はいわれるままに向きを変え、千裕の側に行ってしまって。だけど、そんな史朗がときおり発する言葉は、なによりも強い勇気となって、俺の心に届くんだ。「でもパンチは効いた。まだ腹が痛い」。塀を直さなかったからだと、博雪はお茶のお代わりを貰い、ゆっくりと口に運びながら思った。思わずそう訊ねると、リュウはクスッと笑った。可愛い笑みに誘われて思わず微笑(ほほえ)みながらも、飯島はそう言っておもむろにトオルの腰を抱き寄せたまま立ち上がった。

赤坂(あかさか)の一角に建てられた三嶺(みつみね)商事本社ビルの、最上階にある社長室の窓からは、立ち並ぶ高層ビルと春めいた空が垣間見(かいまみ)えた。

唐突に、光一郎の手が離れる。「え…?」。黒須は含み笑いをもらすと、指先で星野の唇を辿った。『馬鹿みたいに遠回りした分、おまえを不安にしてた分、絶対に幸せにするから』そう誓って。


ボーイズラブコミック作品紹介


紅茶専門店を作りたい大徳寺静佳は、幻の紅茶の販売契約のため単身で紅茶王ヒューイット・モームの元に乗り込む。 一度はすげなく断られるが、食い下がる静佳にヒューはテストに合格したら販売を許可すると言う。 そのテストとは出される紅茶の中から、ヒューが指名した紅茶を当てること。 だが、はずれの紅茶には媚薬が入っていて……。

タイトル:紅茶は媚薬
著 者 名:剛しいら
レーベル:アクア文庫
発 行 元:フロンティアワークス

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村松有人の最新関連情報

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