V6のカミセンミュージアム 草g剛 少年愛小説


「待ち合わせすっぽかされちゃってさ。これ、観たいんだろ?一緒に観ようよ、奢るからさ」。

「うん」。「え?あの、どこへ…」。

グラフィック部で長いあいだ、チーフデザイナーの位置にいる木村は、トオルにとって直属の上司であり、またデザイナーとして良き先輩でもある。開き直って白状したら、皓市が困惑の息を吐いた。自分が岡崎を締めつけているのを、和弥は感じ取った。目隠しを解く。先にバスタブを跨(また)いだ飯島に手を引かれるまま、続いて洗い場に立ったトオルは、真っ直ぐ見下ろす瞳(ひとみ)から恥ずかしげに視線を逸(そ)らし、消え入りそうな声を出した。「風味が違うが、悪くなかった」。

『そうか。「メガネなんて邪魔、もういいや」。(僕は……歳森さんのことが好きなんだろうか)好きだから、こんなに虚しくて悲しいのだろうか。「今ここで、こうして私と桜太がキスするのが運命であったように、桜太のパパと登志子が出逢うのは運命だった。つまり、残念ながら、桜太のパパ、つまり私の兄の即位は、過去にも未来にもなかった……ということだ。私と桜太との出逢いが、万が一にも“ない”なんてこと、あってはならないだろう?」。

背中をとんとんと叩いてやると、桂がおずおずと、俺の背に腕を回してきた。今年の春に芸術大学の大学院を修了したばかりの亮は、新宿からほど近いにもかかわらず、およそそれを感じさせないひっそりしたこの街に、アトリエとして古い一軒家を借りている。「当たり前だよ。……小野さんは――楊さんもだけど――大事な……」。力ではまったく敵わないのがわかっていても、抵抗を止めるわけにはいかない。正直すぎる三枝の告白に、王が面はゆそうな表情を浮かべる。丘陵を下っていきながら、ユダは思い出したように言った。真玄と、恋人として愛し合いたい…って。


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新人アナウンサー・久留米真昼の夢は自分の番組を持つ事だが、来るのは朝のニュースの仕事だけ。 そんな時、特別番組のリポーターとしてブラジルへ行く事に。 そこで真昼が出逢ったのは日系四世の珈琲王・モトキだった。 広大な珈琲農園と大企業を持ち、明るく大らかな性格のモトキは誰からも好かれているのに、何故か真昼を気に入ったと言う。 しかも真昼を激しく誘惑してきて――!?

タイトル:モカの誘惑
著 者 名:剛しいら
レーベル:アズ・ノベルズ
発 行 元:フロンティアワークス

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