スーパーエイジス 大野翼 少年愛小説
をあえて真正面から投げ掛ける。もぐり込んできた、生温いものは、正孝の歯列から口蓋を撫でていった。
囁くと、良幸は顔を近づけ、ふれ合うだけのキスをした。前髪をかき上げ、光一郎は綾也に背を向けた。しかし、その少しの距離を歩いてきただけで、トオルの額や半袖(はんそで)から覗(のぞ)く腕にはうっすらと汗(あせ)がにじみ出していた。長森と目が合い、慶斗は慌ててそっぽを向いた。あくびを気づかれたと知ったトオルは、いけないとばかりに小さく肩をすくめ、それから座(すわ)っている椅子(いす)をクルリと半回転させ、首を傾(かし)げてこちらを見ている飯島に、自嘲(じちよう)ぎみの笑(え)みを向けた。おずおずと近づいた昭人を跪かせ、雅也は襟から腹にかけてのジッパーを下ろした。
雅也相手なら我慢できると思ったものの、昭人はうまくやれる自信がなかった。「君を守りたいんだ…。好きなんだよ…」。
「あ……」。
キッチンに立って、アスパラガスを茹でている男でもなかった。俺の懺悔なんて、これ以上聞きたくなかったのか、それとも単に黙らせたかっただけなのか。その上から敦行がのしかかるようにしっかりと抱き締める。「やー、すまんなー。実生ちゃん来てると知ってたら遠慮したんだけど」。
「でもきっと……」。「いえ、特に何も」。「こんなところでキャッチセールスかよ」。初助の扇が、何もない空間に五寸釘を打ち込む。特に男だとわかっていてナンパするやつは、周囲の目が気になるのかしつこく追ってきたりはしなかった。突然のディープ・キスに、俺は目を丸くしてしまった。「邪(じや)魔(ま)者(もの)は消えた。やっと二人きりになれたな」。
ボーイズラブコミック作品紹介
母の再婚を機に独立を図りたい高校生の和弥。そんな彼に、「夏休み、別荘で住み込みのバイトをしながら、ひとり暮らしの予行演習をしてみないか?」。ともちかけたのは、若くして成功している実業家の岡崎だった。大喜びで彼の別荘を訪れた和弥…だが、そこで待っていたのは、超悪魔な岡崎の夜伽夜のおつとめ!?年の差カップル大逆転玉の輿ラブストーリー!
タイトル:健気なシンデレラボーイ
著 者 名:葵ゆきの
レーベル:月の秘密シリーズ
発 行 元:イースト・プレス