みのりかリズム 森崎浩司 少年愛小説


お前から離れるのは、すごく寂しいよ……。

俯いたまま立ちつくしている洋海に、なぁ、と優しく呼びかけてくれる。―愛してる、っていうのはこういうことをいうんだろうか―王の指が引き抜かれ、代わりにもっと熱い、そして固くて太いモノが入り口に当てられた。容疑者のくせに……って中傷も、もしかしたら混じっていたかもしれない。トオルがこのセントラルハウスで飯島と一緒(いつしよ)に暮らし始めてから、ようやく二か月になろうとしている。

京介は博雪の顎を捉えて、顔を上に向かせた。ファインダーの中の裕也は、映画館で客の列整理をしている男とは違う。「いい子だ」。挨拶のハグには、気軽に応じる。しかし、海外といったところでさすがに欧米まで行く予算はなく、東京から二、三時間で行ける近場の東南アジアに限られ、これから撮影する予定のロケ地も和樹にとっては二度目のサイパンだった。「リュウ?呼び捨てでもいいの?」。

荒っぽく後ろ髪をつかまれ、グイッと引き寄せられる。

スカイブルーのコットンシャツと洗(あら)い晒(ざら)しのジーンズは、暖かな陽気にはぴったりの装(よそお)いで、まだあどけなさを残しているトオルによく似合っている。「ああ。行きたいところがあれば連れていってやる」。

てきぱきと片づける鎧の手元を見ながら、玲央奈は初めて笑顔らしい笑顔を浮かべた。「はい。そのようですね」。家族とも行き来がほとんどなく、知人友人も少ない。「…………」。すらりと引き締まった体躯(たいく)といい、瞳也の憧れの君なのだ。そして、玄関のドアを閉めるなり煙草を咥えて火をつける、超へビースモーカーの愛しい史朗。じつは頼子さんが籍を置くN航空と、ウチの取引先が、春に合同展示会を開くんだ。


ボーイズラブコミック作品紹介


スーツ姿も眩しい「山吹海運」。の御曹司・山吹廉太郎は、昼下がりの優雅なお茶の時間を楽しんでいた。そこに飛び込んできたのは、マネージャー・小出だ。庶民に大人気の「クール麺」。を食べに中華街へ行こうというのだ。しぶしぶ出かけた廉太郎だが、そこで出会った「クール麺」。の作り手・風明は、廉太郎の安穏な生活をひっくり返すほどの輝きを放っていて……!?

タイトル:恋しチャイナ
著 者 名:剛しいら
レーベル:ダリア文庫e
発 行 元:オークラ出版

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