TOKIO CLUB 城島茂 BL小説
史朗は黙って、煙草に火をつけてくれた。変な感じ、落ち着かない。
「クソガキも案外、捨てたもんじゃねーだろ?」。エレベーターにカードを通したのも、この特別フロアーまでノンストップで行き来する為であろうことは理解していたつもりだったが、あまりにも普段の生活とはレベルが違うことばかりが続く、今の状況に感情が追いつかない。「私を覚えていないのか」。ギョームは低く呟く。
「朱塗りの鞘に入った短刀です。血痕が付着していました」。
洗(あら)い晒(ざら)しのジーンズに合わせたトレーナーの袖(そで)を捲(まく)り上(あ)げ、トオルは荷物を運び出す準備に精を出している。「あの……、アシュリー」。俺は、たぶん……いや、たぶんじゃなくて、きっと。「どうする?もうすぐ夜になるぜ。一人でふらふらと夜歩いてみろ。俺がここでやらなくても、誰かにレイプされちまうのがいいとこさ」。「あぁっ!」。「焼死体って隣の人か?」。
もつれそうな指先で、三枝はシーツを握りしめる。すかさず鎧は唇を差し出し、玲央奈の美しい唇を奪った。「おまえ、今から遠慮してくれてもいいんだぞ?」。目の前に、慈しみが滲む黒い瞳がある。雪耶には耳慣れない言葉でセフィエスに話しかけ、彼もその言葉に答えて笑顔を見せる。驚きに目を見張った京弥が見たのは、愕然としている悠仁の顔だった。明るく開放感のあるアメリカンスタイルのダイニングキッチンも、今朝はコーヒーの香りが立ちこめるだけで、静けさに包まれていた。
親切を断ることも出来ず、曠世は頭を下げて受け取った。「かわいそうに」。「魂……」。再びトオルは時計に向き直り、待ちきれなさそうにその脇(わき)にある電話に手を伸ばした。
ボーイズラブコミック作品紹介
「ビデオと同じことしようぜ」。そんなセリフから始まった、俺、水澤倫章と真崎史彦の高校時代から十年続くHな関係。今は真崎の結婚披露宴、真っ最中。ついに俺たちの関係も終わる。そりゃ永遠に続くなんて思っちゃいなかったけどさ。でもやっぱり俺をこんな席に座らせて幸せを見せつけるなんて許せないっ。「真崎のバカヤロー」。けど、今日もアイツはカッコよくて。エッチ満載、リーマンラブの最高峰「いつもシリーズ」。第2弾。
タイトル:いつもそこには俺がいる
著 者 名:綺月陣
レーベル:講談社X文庫、 ホワイトハート
発 行 元:オークラ出版
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城島茂の最新関連情報
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